ネット以外のギャザリングとは
ギャザリングの語源である「共同購入」に立ち返って、ネットショップ以外での共同購入のケースを見てみましょう。
皆さんの中で会社やサークル単位で宝くじの共同購入を行っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしこの場合はたしかに「共同購入」とはいってもネットショップのギャザリングとはちょっと違う意味合いになってきます。宝くじの共同購入はあくまでもクジに当る確率を高くするためのものであって、決して商品が安くなるわけではありません。逆にせっかく当選しても大人数で分配してしまうとたいした金額はもらえないことになります。まあこの場合は「商品の価格が下がる」のではなく「賞金の分け前が下がる」というのが正しいでしょう。
次に意外と身近なのが生協などで行っている共同購入です。こちらの場合は宝くじとは違って正規の共同購入の機能を持っています。つまり購入者を多く募ることで仕入れ価格や販売価格を引き下げているからです。ネットショップのギャザリングと基本的に同じ原理が働いています。
またギャザリングのスケールをさらに拡げて土地や不動産にも共同購入という購入方法があります。これは一人ではとても手が出ないような大きな敷地を数人や数家族が共同して購入し、その後お互いに協議を詰めて分割利用するわけです。この土地の共同購入でも確かに価格が下げられる場合が多いようです。不動産側としても個別に狭い面積に区切った土地を複数の人に売るよりは、まとめて購入する人たちがいるならばその人たちに売った方が広告費用や営業費用、土地購入に伴う様々な諸手続きの費用を節約できるからです。そういう意味ではこれもやはりネットショップのギャザリングと同じような利益を受けていると言えるでしょう。ただしこうした不動産などの共同購入のメリットは、隣近所の住民の意識レベルを高め、防犯などの上でも効果的、というふうに価格以外のメリットを優先させている場合もよく見受けられます。
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